こんにちは。ヤマガタ未来ラボ編集部メンバーであり、キャリアコンサルタントでもある浅野です。
私は普段、大学で就活セミナーやキャリアカウンセリングを行っていますが、今はコロナの影響ですべて中止に。そんな中、キャリアコンサルタントとして「山形で就活している学生に、今のこの状況(コロナ禍)で何かできることはないか?」という思いから、手探りの中、オンラインで「就活カフェ」をはじめました。(第1回目のレポートはこちら)
第1回目に参加してくれた学生の皆さんから「良かった!」「また参加したい!」という嬉しい感想をもらったので、継続してやっていこうということになり、先日、第2回目を開催! いろいろな方との繋がりから、新たな展開が生まれた就活カフェの様子をレポートします。
【イベント概要】
開催日時:2020年4月24日(金)15:00−15:45
場所:オンライン(株式会社キャリアクリエイト、参加者の皆さんは自宅・会社から)
参加者:学生2名(山形県内の大学生)、企業担当者2名(株式会社カーサービス山形様)
ファシリテーター:キャリアコンサルタント浅野えみ、サブ兼事務局:未来ラボ編集部 須貝未菜
「私たちも、合説がなくなって、学生さんたちに会えなくて、本当に困ってるの。」
「せっかく応募してきてくれたのに、面接待たせちゃってるのも、申し訳なくて…」
これは、私の幼馴染であり企業(株式会社カーサービス山形)の採用担当をしている友人に、今の採用状況について、電話で相談した時に聞いた言葉です。
こういった企業の採用担当者の気持ちを、学生にも直接聞いて欲しい!と思い、急遽、幼馴染に就活カフェにゲストとして参加してもらえないかと打診し、第2回就活カフェは「企業と学生の本音トーク」というテーマで開催することになりました。
▲TUYのニュース「Nスタ」で取り上げられることになり、就活カフェの様子を撮影していただきました。(カメラマンさんは、金融機関からテレビ局に転職したそうですよ!)
当日は、学生2名と企業担当者2名、キャリアクリエイトのスタッフ2名で、Zoomをつないでスタート!
「面接ではなくカフェだから、気楽な気持ちでね!」と声をかけるも、参加してくれた学生2人はしっかりとした自己紹介をしていて、リアルな面接練習になっているではありませんか!
次に、企業担当者からの自己紹介。冗談を交えながら話してくださったおかげで雰囲気はガラリと変わり、学生2人も一気に緊張が解けた様子でした。
【第2回就活カフェの狙い】
それぞれの立場で感じていること、お互いの状況を知り、今できる事を考えるきっかけにしてほしい。
●学生から企業への質問
学生A「一度山形を出て就職し、数年後にUターンしたいと思っているのですが、それを正直に面接で伝えるのはよくないですか?」
企業担当者「どこに就職しても、その会社に骨を埋める気で頑張れ! 数年後、君が帰りたいと言ったときに、企業が引き留めたくなるような人材であって欲しい。最初から腰掛けのつもりで働くのはよくない。また、移動が制限されている今の状況であれば、県内にも目を向け、数年後ではなく今できることはないか、視野を広げてみてはどうだろう?」
浅野「最初から辞める事が前提だと、どこまで育てればいいのか迷うし、期待はかけられないと思ってしまうかもしれない。Uターンすることが前提ではなく、まずは目の前のことを一生懸命頑張ってほしい。そして、戻りたくなった時にスムーズに戻れるように、Uターンの仕方を知っておくことは大事。」
学生B「ESの質問に、どう書いたらいいのか悩んでいます」
企業担当者「正直言って、ESはそんなに重要じゃないと私は思っています。その人と会ってみて、どんな人なのかを知りたい。とはいえ、ESを書かなければいけないのもわかります。よく、エピソードを書くというけど、ただエピソードを書けばいいというわけではなく、その体験を通して学んだことや、それを今後どのように生かしていきたいのかというところが大事だと思う。」
「その人の答えから、どんな人なのかが感じ取れると思う。例えば「食」についての質問だったら、「友達や家族との時間を楽しく過ごす為の必須アイテム」という人もいれば、「生きていくために不可欠なもの」という人、「大事な人の誕生日にはケーキを焼いてプレゼントしている」という人もいると思います。その答えから、その人の背景や考え、大事にしていることが見えてきたりする。一度、自分について多角的に分析する時間を作ってみるといいかもしれないね。自己分析についての本を読んだり(「絶対内定」という就職本など)、やれる時に少しずつやってみるといいと思うよ。」
●企業から学生への質問
企業担当者「学生は今(コロナ禍で)、実際どんな風に動いているの?」
学生A「企業を調べたり、探したりしているけど、試験日も説明会も未定というところがあるので、動けているのか、動けていないのかでいったら、半々かなと思います。」
学生B「今は県外になかなか行けないので、地元で行けるところ、会える方にお話を聞きに行ったりして活動しています。山形にもすごい方、おもしろい方がたくさんいるんだなと思いました。現在は一次面接と、最終面接を待っている状態です。」
企業担当者「今、どんな気持ちで過ごしているの?」
学生A「こんな状況なので、休学するのもありかなあと思っている。来年になったら、コロナも少し落ち着いていると思うので、それまで今しかできないことをやろうと思い、留学なども視野に入れています。」
学生B「コロナだからというよりは、自分がどういう仕事がやりたいのか、そこを考えるのが難しいと感じています。」
今日は、「面接官と応募者」という立場ではなく、あくまでもフラットに話す場として参加していただいたので、本音も本音。「人と人」としての意見交換がリアルに行われました。
カーサービス山形の採用担当者松田さんからは、留学経験者としてのアドバイスもいただけたり、進行役の私もつい、お互いのやり取りに聞き入ってしまう場面も多々。
学生・企業ともに「リアルな話ができてよかった」
最後に、今日の感想をお聞きしました。
学生「こうやって、企業の方とリアルにお話させていただける場が、すごくありがたかったです!もっと多くの学生が、この良さを知って、参加したらいいのに。また、もっと早くからこうやって、企業や社会人の人と繋がれる機会があったら良かったと思いました。」
企業担当者「学生がどう感じているのか、リアルに聞けて、大変勉強になりました。また、多くの企業がZOOM導入へのハードルが高いように感じるので、そこを支援したり、一緒に何かやっていけたらいいなとも感じました。」
終了後、カーサービス山形の担当者と、浅野で「学生さんたちにこの想いが届くよう、何かできないかね〜!」と電話で話し合いました。こんな想いからまた新たなサービスに繋げたい。学生や企業の役に立っていきたいと思います。
今回、参加してくれたAさんが、自分のSNSに、こんな風に投稿してくれていました。嬉しい!ありがとう!
弊社が運営する就活サイト『ヤマガタ仕事ラボ』で、会社の情報をブログで発信してくださっている企業さんもいらっしゃいます。是非、いろんなところから情報収集してくださいね。
最後に、みんなで写真撮影♪カフェらしく、コーヒーで乾杯〜♪
ご参加のみなさま、カーサービス山形 人事担当 小川様 松田様 ありがとうございました。
次回は、GWオンライン就活カフェ!
山形県内で就活したいけど、山形に戻ってこれないし、どう動いたらいいかわからないという、県外にいる大学生の皆さん、「GWオンライン帰省」と一緒に、「GWオンライン就活カフェ」に参加してみませんか?
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