山形で学生してるけど、何をしたらいいのかわからない、、将来もそろそろ考えなきゃ、、という学生諸君!

人生の先輩から学ぶことで、学生生活を華やかにしよう。

2018-09-27 07_16_37.359

初めまして。山形に来て4年目になる大学生のハルカです。

「山形ってどんなところ?」と聞かれたら私は「何より人が魅力的なところ!」と答えます。人と人が繋がることで新たな化学反応が起こり、またおもしろいものが生まれていく、、!そんな感覚がたまらなく好きです。

大学を卒業する今年、ヤマガタ未来ラボ編集部の学生記者をすることにしました。(詳しくはこちら

活動内容は、

『山形でかっこよく働いている社会人の先輩に話を聞いて記事にすること』。

 

山形のアツい大人に、日々将来の自分を模索した学生時代や仕事観、山形観を語っていただくこちらの企画。

題して、

『学生のうちのこれやっとけ!』。

 

ヤマガタ未来ラボを通して、また新たな出会いが生まれることを楽しみに頑張ります!!

 

 

第1弾のゲストは、こちらの方!

長岡太郎さん

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出身:山形県寒河江市、現住所:山形県庄内地方

 

山形で楽しく働く大人の「今」

Q 現在の仕事について教えてください

A 僕は今、山形の庄内地方で、次の世代につなぐ街を作るヤマガタデザイン株式会社(以下ヤマガタデザイン)で広報の仕事をしています。ヤマガタデザインは、庄内地方に特化していて、庄内の暮らしがより豊かになるような施設やサービスを新たに作っています。例えば、今年夏にオープンするSUIDEN TERRACEというホテルや、子供の遊び場のキッズドームSORAI、そしてこのファーマーズダイニングカフェIRODORIなどです。僕は、全体の広報や営業、各施設の運営以外の部分を担っている「何でも屋さん」のような部署にいます。

 

 

Q この仕事を選んだきっかけって何ですか?

A. 大学までずっと山形県にいたんですけど、広い世界を知りたいという思いがありました。そこで、たまたま大学時代にアルバイトをしていた繋がりから、NHKの記者になりたいと思いました。

 

NHKの記者として全国転勤をしていたのですが、社会人になった翌年に震災(東日本大震災)があって。当時、函館にいたんですけど、震災以降は東北出身ということで定期的に宮城県や、岩手県に取材に入る機会が多くて。その中で自分自身も東北出身者として、ゆくゆくは東北で仕事をしたいなとか、ちょうど子供が生まれるタイミングも見えてきていたので、異動のタイミングで東北を希望したんですよね。そしたら、上司が気を遣ってくれて山形にしてくれたんです。

 

山形では、約1年間学術関係の取材などをしていたんですけど、次の異動で鶴岡支局に配属されることになったんです。でも、山形で育ったのに、あんまり庄内のことって知らなくて。それこそ海に行ったり、アルバイトの仲間と一緒に寒鱈祭りに行ったり、、という記憶しかなくて。NHKの記者として、庄内を取材することは少ないんじゃないかなと思っていました。でも、実際に来てみたら、今僕が関わっている最先端のバイオベンチャーが続々と生まれてきているサイエンスパークだったり、食文化で世界的にも注目されていたり、あとは出羽三山っていう山岳信仰とか。そういう結構ディープなものが、山形市とかよりもむしろ庄内にあったんだということに気が付いて、すごく面白い土地だなと思っていたんですね。

 

そんな中、たまたま取材で知り合った、今の(ヤマガタデザインの)代表の山中と飲み屋さんで偶然出会ったんです。いろいろ語り合う中で、僕が「次は海外で働きたいんだ」という話をしたときに、山中が、「何を言ってるんだ、今一番アツいのは鶴岡だ。」という話をしていて、この人変わった人だなと思いました。

 

その翌週に詳しい話を聞きに行くと、実際に彼が今取り組んでいるサイエンスパークのプロジェクトの話をしてくれて、これはおもしろい!と考え、自分自身もともと街づくりをしたいなあという思いもあったので、これは取材するよりも自分でやっちゃったほうがおもしろそうだな、と確信しました。山中と一緒にやってみたいと思ったので、その日の夜には「やりましょう」みたいな感じで握手していました。

 

Q やっぱり心を動かされたというところが強いんですか?

A 僕自身、「誰とやるか」が大事っていうのが自分の中の価値観としてあります。

学生時代を振り返った時に、「この人と一緒にやったらおもしろそうだ」っていうことを実行した結果、結構おもしろかったという経験があって。それを山中とも感じたので。直感的に行くべきかなと思いましたね。

 

Q 『いい仕事』って、何をもってしてそう言えると思いますか?

A ヤマガタデザインができてもうすぐ丸4年になるんですけど、今この短い間でも、庄内で75億円くらいのまちづくりに関する投資を行っているんですね。

すごく大きなインパクトを地域経済に対しても与えているし、自分たちが今作ろうとしているホテルとか子供の遊び場も、ノウハウみたいなものがないところからすべて自分たちで積み上げて実現させてきているので、0から1を作っていくようなところで、結果として地域課題の解決にもなるし、自分自身仕事はエキサイティングにできるのがいい仕事だなと思っています。

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Q 地域課題の解決ができるっていいですね。

A そうですね。NHKの時って直接的に地域課題の解決っていうのはそんなにできないんですね。というのも、いい事例があったら、それを紹介して世の中に広めますが、一方で結局何かを変えるのはプレイヤーなので。

僕は世の中にインパクトを与える仕事をしたいっていうのが、就活時代から一貫して思っていたことでした。NHKでできることもたくさんあるんですけど、自分自身が何をしたときに一番楽しいとか、何をやりがいと感じるかというと、プレイヤーを紹介したり、その人に何か働きかけることをするよりも、自分自身が試行錯誤しながらプレイヤーとして地域にいるということが自分にとってもやりがいになるんじゃないかなと思ったんです。

 

Q やりがいがあった瞬間ってどんな時ですか?

A もうすぐ丸2年(ヤマガタデザイン)なんですけど、広報の仕事をしているので、いかにヤマガタデザインを地域の人とか、世の中の人に知ってもらうかということをやっています。

これまででいうと、自分自身で記者だった時の経験を生かして書いたプレスリリースがメディアの目にとまって、そこから取材にきてもらえるようになったり、NHK時代の繋がりでいろんな人を巻き込みながら、取材に来てもらったり。そういうものは、僕が今サイエンスパークや鶴岡にいなかったら取り上げられなかったことが、ニュースとして発信でき、世の中に知ってもらうきっかけを増やすことができたんじゃないかなあと思って。それが、やりがいを感じるところですね。

 

Q 今後のビジョンを教えてください

A ヤマガタデザインでやりたいこともあるんですけど、僕は仕事を通じて自分の人生をどう生きるかということが大事なんじゃないかなあと思います。仕事も絡んでいくかもしれないですけど、庄内は交流人口を増やしていけると思っているので、そのための観光的な仕組みづくりや、地域の人がもっと地元をおもしろがれるような施設を作ること、住んでいる人がより豊かに生きれて、なおかつ、今よりもっと多くの人が庄内のよさに触れて、来てくれるような仕事をつくっていけたらいいなと思っています。これは、マスコミに向けてアプローチする部分もあるし、実際にリアルの施設やサービスを作る、両方あると思っているんですけど。こういうのを将来的にもやっていけたらなと思ってます。

 

Q、長岡さんにとって『仕事』とは何ですか?

A 仕事の前に「自分自身どういう人生を生きたいのか」はベースであるべきだと思っています。やっぱりそれぞれ好きなことってあると思うんですよね。どういう生き方をしたいかみたいな。例えば、都会で暮らしたいとか、田舎で暮らしたいとか。家族はいたほうがいいとか、1人で楽しく暮らせればいいとか。

そういう自分自身どういう人生を送りたいかって、突き詰めると自分は何が好きなのかを見つけたほうがいいと思っているんですけど、そういう意味でまず人生を考えた上で、それが実現できる仕事を考えたほうがいいと思っていて。僕自身は今の仕事はすごく楽しいなと思っています。それは、自分自身の向かいたい人生の方向性と、今の仕事が向いている先がすごく一致していて。それが自分自身フィットしているという感じ。自分らしくいられる仕事って一番いいなって思うんですよ。僕って、仕事中も仕事じゃないときもスイッチのオン・オフはあるにせよ、常に自分らしくいられるから。気楽でいいですよ。NHKにいたときは、NHK記者としてどう振る舞うかというか、ある程度演じる部分もあったんですけど、今は本当に長岡太郎として会社の広報としてやってるし、自分の人生ともずれてないです。

 

Q、『山形県』って、どう思いますか?

A 僕、山形ってすごく可能性のある場所だと思っているんですよね。というのも、変に開発されてないし、観光地化もされていないからこそ残っている自然、文化、歴史があるんです。それこそ学生時代のアルバイトの上司が言ってたのが「山形って山脈で分かれているから4つのエリアそれぞれがすごく独自の文化があって、食べ物も違うし、方言も違うし。それが今残っている地域ってそんなにないよ」って言われたのが心に残っているんです。まさにその通りだなと思うんですけど。それだけの文化や歴史、食べ物が残っている場所だからこそ、グローバル化とか、世の中が均質化していく中で特徴的なものがある場所だと思っていて。これまでは発信がうまくいっていないところとか、あんまり「俺が俺が」っていう県民性じゃないから、目立たないところもあるんですけど、でもすごいポテンシャルのある地域だなと思うんですよね。なんかそれを僕は引き出したいと思ってるし、その可能性をみんなで一緒に探していけたらいいなと思ってます。

一回外にでると、見えなかったものがみえるし。いい場所だとは思いますけどね。

 

 

長岡さんの学生時代にタイムスリップ

Q 学生時代、進路をどう考えてました?

A 僕が就職先を決める際に大事にしていた軸は、

①優秀な人がたくさんいる職場

②社会に対していい意味で大きなインパクトを与えるような仕事

です。やっぱりモチベーションが低い中にいると、どうしても自分自身のモチベーションが下がってしまうので、高い志を持っている優秀な人が集まる組織で自分自身成長し続けられる場所にいたいなあと思いました。でも正直、社会のことがいまいちわかっていなかったので、商社を受けたり、マスコミとかを受けたりもして。高校の時はジャーナリストへの憧れもありました。

 

Q じゃあ高校生の頃から結構進路は考えていたんですね

A 漠然とですね。そんなに明確に意識して、そのために動いていたわけでもないんですけど。受験勉強とかも、あんまり思うような結果にならなくて。山形大学も、結構軽いノリで決めて進みました。ジャーナリストになるならこの大学だみたいなことを意識できていたわけではないんですけど。そして大学入ってからはもうほとんどなりたい像をわすれちゃってて。とにかく楽しいことをしようと思って過ごしていました。

 

 

Q ぶっちゃけ、学生の時になりたかった大人に今なれてますか?

A あー、想像以上になれてるんじゃないかなって思っています。学生の時に、それこそ25の歳で結婚しようと思っていて、32歳くらいまでに子供が2人とか考えていたんですけど、今のところ順調に、結婚して子供もいるし、仕事自体も、世の中に対していい意味で大きなインパクトを与えるということもできているし。暮らしは、自然豊かなところで暮らしながら、仕事はエキサイティングなことをしたいというイメージも持っていたので。そういう意味ではすごく、想像以上に自分自身が充実しているなあと実感しています。

 

Q なるほど。点数でつけるとどのくらいですか?

A 120。想像以上に楽しんでるんじゃないかなと思います。

 

 

学生のうちにこれやっておけ!

Q 学生時代にこれをやっておけ!ってありますか?

A 僕が大学2、3年で意識していたのは、自分自身で殻を破ることですね。「大学以外の場で自分の興味が持てることを見つけて、それに参加することが大事」だと思います。高校までって全部用意されてきたものをこなすような感じだったのに、大学になると、自分で何かやらないと何もないというか、すごく閉塞感があったんですよね。もやもやというか。そういうときに、一歩踏み出して自分の殻を破って、普段話さないような人と話すような場所に身を置くことが大事だと思いました。

 

僕の場合、最初はボランティアだったんです。飛島で小学生向けのキャンプがあって、このボランティアを募集している掲示板を見た時に、「ちょっと行ってみよう」と思い申し込んだことがきっかけでした。それを運営していたのが青年会議所っていう基本的には会社の経営者が多い組織だったので、これがきっかけで学生の頃からそういう人と話す機会が増えました。これが自分にとって大きかったと思いますし、そこから興味のあることは何でも自分から参加するようになりました。

 

あと、大学の中にいると、良くも悪くもその大学の学生とか近くの学生の話しか聞こえてこないので、就活に限らず、極力東京とか県外の学生との交流の場を持つというのは意識してやっていました。まあ意識してやってたというよりかはそれが楽しかったからなんでしょうけど。


Q では、山形に限らず、これはやっておけ!というもの、あります?

A 僕がやってよかったのは、東京にある学生団体(遊びの中でチームビルディングをしたり、いろんな学びを組み合わせたようなプログラムを学生が企画して、まあ人材教育みたいなことをする合宿をする団体)に入ったことですね。それは就職活動が終わった後だったんですけど、さらに自分自身が広がるきっかけだったなと感じています。

早稲田とか慶応とか、いろんな大学生が集まっている集団の中で友達ができる機会ができたのが大きくて。今でもすごい仲良くしています。やっぱり山形大学にいると近くの大学がそんなにないから、あんまり交流できなくて。なのでもっともっと広く繋がりを持つことって大事だったなって思います。

まあとにかく、県外の大学生との交流を努めて持つようにすると世界が広がるというか、自分自身大学で何したらいいかって大学の時分からないと思うんですけど、いろんな人と出会うとこういう過ごし方もあるんだっていう、その大学だと気づけないことにも気づけるから、行動してよかったなと思いましたね。

 

ないものねだりをするんじゃなくて、ないなら作っていこう、じゃないとつまんない。刺激もないし。日々同じになっちゃうから。

 

 

学生へのメッセージ

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何に楽しいと感じるのかってすごく人それぞれだと思うんですよね。とすると、それに気が付かないこともあるなと思っていて。改めて自分がどんな時に楽しいと感じるんだろうかということを知っておくことで、人生の選択肢を考える時に、こっちのほうが自分は楽しく生きれるなという選択肢をちゃんと選べると思うんですよね。人生って選択の連続だからこそ、自分が選択するときの価値基準としてどういう時に楽しいって感じるかをしっかりと自分で知っておくっていうのが大事で。楽しいなって思う直感が正解だと思っています。今を生きろっていうのはそれを積み重ねていくことが結果いい人生になってくると思います。

 

 

Haru’s Comment

初めての取材でしたが、丁寧に質問に答えてくださったので、かなり内容の濃い、学びの多い記事を作成することができました!

お話を伺い、学生の期間はこれからの人生を選択していく中で基準となる「好きなこと」を見つける時間、というところに共感しました。私は大学4年生なので、今年で学生生活が終わります(泣)

しかし、今まで自分なりに様々な経験をすることで、好きなもの、やりたいことをみつけることができました。山形にいながらも、常にアンテナを立てて、自分の「好きが広がるきっかけ」を逃さないように生活したいですね!

 

 

山形のかっこいい大人を取材して記事にする学生記者を募集!

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