こんにちは!

ヤマガタ未来ラボ学生部の溝井彩葉です。米沢市出身、千葉県在住の大学生です。

最近、「地方」に興味が出てきて、「じゃあ、地元って、どうなんだろう?」と、地元山形のことを知りたいと思うようになりました。

今回、『夢プロジェクト』、『竹あかり』、『すずめ踊り』、『古民家を使った交流』…など米沢市の地域づくりを促進している相田隆行さんにお話を聞いて来ました!

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米沢を宣伝するお祭り男

米沢市元観光課、現在総合政策課の相田さんは米沢のお祭りやイベントを中心として地域づくりをしています。

ご自分のことを「地域づくり幸夢員」と呼んでいます。

『人に喜んでもらうのが好き、人の役に立つのが好き』とおっしゃっていたことから、今の仕事を物凄く楽しんでやっているように感じました(^^)

米沢のお祭り男でもある相田さんは、どこに行ってもハッピを着用するとのこと。

以前出張で東京へ行った時、荷物にハッピが入らないと理由から『もう着ちゃえ!』となり新幹線内でも着ていたそう。

同僚からは「はずがしいからやめでけろ」と言われながらも着続けたそうです(笑)

そしたら他の乗客から「今日何かお祭りですか?」と尋ねられたり、新幹線を降りても着ていたらすれ違った人

「え!?米沢!?」と言って振り返ってくれたり。ハッピを着ることで話のきっかけ作りになっていたそうです。

また、居酒屋のカウンターに座っても『他のお客さんの目に止まるから』、セミナーに出席しても最前列に座ったとき『写真撮られたとき必ず映るから』と、ハッピを着用して米沢を常にアピールしています。

お祭りでなくてもお祭り男な相田さんは、自らが一番楽しんでハッピを着て自然に米沢を宣伝しています。

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–相田さんにとって地域づくりとはなんですか?

「地域づくりは『あるもの探し』だと思っています。

いいところも悪いところも見つけたり。例えば少子高齢化の問題がありますね。

都会と田舎では対策や改善点は異なります。そもそも都会には若い人が流れているから少子化するはずがなく、働き手も多いので高齢化にも対応できるかもしれないでしょう。しかし、地方では若い働き手が少ないため高齢者のための施設を増やそうとしてもそこで働く人がいない訳です。

このように都会には都会の地方には地方の特徴や問題があります。ニーズが違うので良い面も悪い面も探していきます。

地域づくりも同じなのではないかなと思います」。

 

 

–地域づくりの際に心掛けていることはありますか?

「『地域の求めること・自分のやりたいこと・自分のできること』の3つに焦点を当てています。これが重なった時に地域づくりができるんだと思います。」

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「初めは個々に離れているかもしれませんが、この3つを分析することで繋がっていきます。

でも無理に繋げるのではなく、それぞれを少しずつ大きくしていって重なるようにするのがベストかと。1人でやることができない、そんなときは人との繋がりを探って答えを出すようにしています。」

 

 

大学生が地域とつながるプロジェクトを立ち上げる

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–他に地域づくりでやっていることはありますか?

「大学生とも地域に関わるようにしています。

以前は、大学生が地域と関わるようなきっかけや場がありませんでした。そんなとき思いついたのが、2011年の大学生による『ぼっく市』のイベントをプロデュースです。チラシで募集をかけたところ、なんと5人集まりました。その5人が友達を連れてきてくれたりしてトータル15人になりましたね。

企画も学生自身にやってもらいたかったので、私はやり方を教えたりヒントを与えたりしてサポートしました。初めてのぼっく市ではおたかぽっぽや米織などの米沢の伝統に触れることができる実演コーナーを作りました。この実演コーナーでは、大学生が職人さんから教わって、それを来てくれた人に教えるというようにして、学生が職人さんともお客さんとも繋がれるようにしました。これも大学生の提案です。そして、2年目のぼっく市プロジェクトでは、25人の学生が集まりましたね。

これがきっかけで2012年に、米沢の学生サークル『アクセルリンク』、2013年には、米沢を盛り上げよう!という熱い気持ちを持った人たちの集まり『夢プロジェクト』を立ち上げました(活動の幅を広げれるように、夢プロジェクトは学生だけでなく社会人も参加できるようにしました)。

年々参加人数が増えてきて、地域を盛り上げようという熱い気持ちがある若者たちが集い、『新しい心の繋がり』を持てる場になっていると思います。学生の力って素晴らしいです。

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–夢プロジェクトで『竹あかり』イベントを開催したようですね。

2017年の上杉雪灯篭まつりで『竹あかり』を点灯しました。『竹あかり』とは、竹の表面にドリルで模様を付け、中にろうそくを入れて灯す照明です。熊本県の震災のシンボルとして今や全国的に広がりを見せています。

竹あかり演出団体CHIKAKENとのご縁があり今回のプロジェクトを実現することができました。『竹あかり×ゆき×祈り』と銘打ち、『夢プロジェクト』のメンバーを中心に実行しました。熊本震災の祈りと雪灯篭の戦没者に対する鎮魂の祈りには通じるものがあると思います。そして、たくさんの市民にも参加してもらえる活動にできるようにワークショップも開催しました。作った竹あかりは雪灯篭を囲むように設置しました。

竹あかりは人と人、地域と地域を繋ぐものになりますよ!2年目の今年もワクワクするものにしていきます。

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–『夢プロジェクト』で大切にしていることを教えてください。

3つのゴールがあります。

  • どれだけ人(自分)を笑顔にできるか
  • どれだけ感動できるか
  • どれだけ人に感謝されるか

シンプルにこの3つです!

 

まとめ

相田さんを始め、「米沢を盛り上げたい!」と熱い想いを持った若い世代が米沢にたくさんいることが一番の驚きでした。米沢の魅力を発掘し、米沢ハッピを着るなどさまざまな方法で米沢を発信する。

この相田さんのやり方がたくさんの人の心を動かしているのだと実感することができました。『夢プロジェクト』などのサークルに参加することで地域とより近い距離で関わることもできます。

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相田さん、ありがとうございました。

雪灯篭まつり×竹あかりをきっかけに魅力たっぷりの米沢に足を運んでみてはいかがですか♪

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