あなたの農家を持ちませんか?

FARM OWNER’Sプロジェクトは、「在来種」や「固定種」の野菜を気軽に手に入れることができる、農家と消費者が支え合う、シェア農家サービス。

main_1412_690_388

山形県山形市生まれ四代続く農家の家に生まれた、佐々木さんが、美味しい野菜を提供できる新たな仕組みをつくりたいと思い、2015年より自ら実験台となり自分の農園で「農家と消費者が支え合う、シェア農家サービス【FARM OWNERS】」を立ち上げました。

佐々木

FARM OWNERS代表 佐々木康裕さん

1983年、山形県山形市生まれ。四代続く農家の家に生まれる。

地元の建設会社に就職し、その後、地元の在来野菜を使ったフレンチレストランのオーナーと出会い、かねてより気にかけていた農業の道へ進む事を決め、農業と経営の学校に通い学ぶ。

一般農業をしながら、オーガニックや自然農、種の世界を知り、固定種・在来種の野菜やハーブの栽培を、先輩方から厳しく指導を受けながらコツコツと育てる。

 

『都会に住みながら、スマホ1台で農家と農園のオーナーに?!』0.01%の特別な野菜を、あなたの農家が代わりに栽培農家と消費者が支え合う、シェア農家サービスを始めたい!という想いを綴ったクラウドファンディングサイト「Makuake」では、見事、資金調達に成功もしました!

 

そもそも0.01%の特別な野菜ってどんな野菜?

・・と思いますよね。

detail_1412_1450024253

「在来種」や「固定種」と呼ばれる野菜はご存知でしょうか?
昔ながらの野菜、固定種・在来種と呼ばれる野菜を、オーガニックや自然農で育てた野菜のことです。
京野菜が伝統野菜として有名ですが、山形にも昔ながらの伝統野菜があります。

佐々木さんは、そんな一般的なスーパーでは手に入らない
「在来種」や「固定種」と呼ばれる希少な野菜を無農薬で栽培しています。

国の発表によると、有機野菜は市場の0.4%程度。
さらにその中でも昔ながらの野菜、固定種・在来種と呼ばれる野菜を、
オーガニックや自然農で育てた野菜と考えると、約0.01%しかない野菜ということになるとのこと。

たしかに、こういった伝統野菜は地元のスーパーでもほとんどお目にかかれません・・・
地元の人すら普段口にすることは機会は少ないのです。

 

なぜ気軽に手に入らないのか?

佐々木さんいわく、次の3つの理由から気軽に手に入れることができない野菜になってしまっているとのこと。

①特別な野菜を育ててもJAや市場には適正な値段では売れないこと。
②農家は野菜を作る職人さんで、ほとんどが70歳近く、自力で売り先を広げるのは難しいこと。
③農薬や化学肥料を使わないことで味は美味しく安心だが、成長が遅くなったり、育てることが難しくしばらくは収入が減ること。

(※クラウドファンディングサイト「Makuake」より)

有機野菜、昔ながらの伝統野菜のニーズは確かに高まっていますが、
こういった事情から農家さんがお届けしたいと思っても、
割りにあわない作るのが難しい野菜になっているという現実がありました。

そこでいろいろと思考を巡らせてたどり着いた、
佐々木さんの発想の転換が非常にすばらしいのです。

今まであたり前と考えていた「作った野菜を買ってもらう」という農家と消費者の関係から、
「食べたい野菜を農家に育ててもらう」という関係に変えてみることにしたそうです。

そう、そこで始まったのが、「FARM OWNER’S(ファームオーナーズ)」プロジェクトです。

 

FARM OWNER’Sプロジェクトに参加するには

FARM OWNER’Sでは、無農薬や在来種の野菜を購入したい方が、「在来種」や「固定種」を気軽に手に入れることができます。

まず、顧客が「蕪(かぶ)券」と呼ばれる会員証をウェブサイトから購入し、
佐々木さんの農家の「オーナー(蕪主)」になります。
オーナー(蕪主)になると、約30種類の野菜のリストが届くので欲しい野菜などをチェックできます。
あとは農家が、オーナーのために大切に野菜を育て、野菜が育ったら産地直送で届けられるというもの。(年4回〜25回)

detail_1412_1450154423
※写真は主要蕪主券のイメージです。


①蕪(カブ)券を購入してオーナー(蕪主)に。

②野菜を選んで育ててもらう。

③野菜を食べたり、畑で遊んだり、蕪主総会に参加したり。

顧客にとっては無農薬で安心の野菜が気軽に手に入り、農家にとっては売り先の心配をせず農業に取り組める、
両者にとってうれしいメリットがあります。

蕪主になる前に試せる「お試し野菜ボックス(3500円)」もあるので、気になる方は、まずはお試しで購入してみては?(→http://farmowners.thebase.in/items/2292956 )

シェア農家のオーナーの詳しい内容、「蕪券」の購入についてはFARM OWNER’SのHPをご覧ください。

HP:http://farmowners.thebase.in/

 

 

「FARM OWNER’S(ファームオーナーズ)」プロジェクト が目指す未来とは?

ここまで紹介したFARM OWNER’Sプロジェクトの仕組みは、何も特別な野菜に限ったことではなく、
これから当たり前になっていく農家と消費者の新しいカタチなのかもしれません。

なぜなら、高齢化で農業をやめる人が多い一方、若者の新規就農は伸び悩んでおり、
毎年農業就業人口は減少しています。
このままでは10年後、20年後に日本には農家がいなくなる日がくる可能性だってあるのです。

”もし、そんな時代になっても、あなたの農家はあなたのために美味しい野菜を作ってくれている。
そしてその野菜を食べて育つあなたの子供や家族が、また新しい農家とその家族・仲間を支えてくれる。
そんな新しいコミュニティと関係を作り育てたいと思います。”

(※クラウドファンディングサイト「Makuake」より)

そう語る佐々木さんの言葉からは、素敵な未来のビジョンが見えるのでした。
気になった方はぜひオーナーになって農家さんと新しい関係を築いてみてはいかがでしょう。

FARM OWNER’S(ファームオーナーズ) http://farmowners.thebase.in/

main_1412_690_388

 

記事をシェア



友だち追加
ヤマガタ未来ラボ LINEの友だち登録でおすすめコラム・求人情報をお届け!