僕が中学生の頃は、学校の先生になるのが夢だった。

そんな想いを胸のどこかに秘め続けていました…。

ども、田口(@tagu_h1114_18)です。

あれから10年以上経った今、すっかり大人の年齢になった僕は、山形県の庄内地域に住む仲間と一緒に市民大学を勝手に作っちゃいました。

社会人になっても勉強したい。学びたい。仲間と出会いたいという大人。

夢中になっていることをみんなにも知ってもらいたいというパフォーマー。

社会人の人と交流したいという学生。

そういう方々はぜひ、もちもち大学に入学して下さい。

もちもち大学とは?

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小松広幸、小松馨、田口 比呂貴。

3人で作った市民大学、「もちもち大学」。

 

仲間に今伝えたいことを話したり、

「この人の話を聞いて欲しい」という熱い人を招いて

お話ししてもらったり。

その後、皆で語り合おうという会です。大学ごっごかな。

心のトランジション、始めましょう!

FBページから引用

参照:もちもち大学FBページ

わかりやすくに言うと、庄内に住める若者3人が勝手に作った市民大学です。笑

資本金ゼロ、投資家ゼロ、経験ゼロ、友達いっぱい…という状態でスタートしました。

普段友達や同僚とお話しする時は時事ネタや互いに共通すること、関心があることなどに話題が偏りがちで、持っている知識やスキルについてじっくり話すことは少ないんですよね。

けど、誰しも他の人には持っていないスキルや知識をもっているし、教えられること・伝えられることがある。

「郷土料理の作り方」でもいいし、「地域の歴史のお話」とか「ちょっとオシャレな写真の撮り方」、「読書のススメ」「Facebookでのイベント集客方法論」なんてのもいいかもしれません。

学生の時は眠たくてしょうがなかった授業も、市民大学では身近な人が先生だし、気になったらその場で質問ができる雰囲気がある。計算ドリルで処理能力を上げることじゃなく、気になるテーマについて理解を深め、語り合う中で気づきを得るような形です。

もちもち大学では普通の人が先生となって生徒と出会い・繋がる。

先生を勤める人は、学校の先生気分になれてちょっぴりハッピー♪

教えてもらった人は、新しい世界を知ることができてちょっぴりハッピー♪

 

全く違う人生を歩んでいる他人は良き師であり、良き先生。

スポンジのような吸収力と柔軟性をもって、授業に参加しちゃえばいいんじゃないの。

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ちなみに、なぜ”もちもち”なのか?ということについては

原案は「持ち込み大学」でした。略してもち大。

もち大と言っているうちに発起人に小松広幸さんが抜群の癒しのセンスで「もちもち」に昇華させてしまった。

学長の小松広幸さん曰く、

【もちもち大学】

企画持ち込み、アイデア持ち寄り、モチベーションアップ

皆でニコニコ頬を赤くして、ぷわーっと膨らんで行こう!

米どころ庄内らしい、行事食「もち」の華やかさ

ということだそうですよ♪

第一回目のもち大の授業

さて、発起人でもありながら僕が第一回目の講義の授業を担当することになりました。

テーマは「狩猟」

新米猟師ではありますが、一年目から熊猟に連れて行ってもらったり、そこで死にかけたりと貴重な経験をさせてもらったのでその辺のお話をさせていただきました。

ちなみに当日の時間割はこんな感じ。

12月18日 時間割
– – – – – – – – 
■1時間目 19:00-19:40
講義「だけど、熊猟行きます!」
   感動の熊猟1年目を振り返って 田口 比呂貴 先生 
– – – – – – – – 
■2時間目 19:45-20:15
給食(献立 お餅)ホームルーム
– – – – – – – – 
■下校 20:30まで校舎を出て下さい。
天気が悪いので部活動は中止します。
上級生は下級生の面倒を見て帰りましょう。

学生に戻った気分でワクワクしますよね。

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会場は完全に個人宅なのですが、「第一教室」という素敵な張り紙が。

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もちもち大学が開校!

テーマにしっかり沿うように、猟師の恰好をして授業をさせて頂きました。

授業の内容をチラッとお見せしますと…。

  • 自己紹介がてら狩猟を始めたきっかけのお話

参照記事:僕がハンターになったわけ~銃社会ではない日本で、銃を持つということ~|ひろろーぐ

  • 狩猟について軽くご説明。免許・鉄砲・狩猟鳥獣など。
  • 熊狩りについて 熊について・狩猟アイテム・人数・マタギ小屋・巻狩りの図解
  • 大鳥のマタギが熊狩りにこだわる理由
  • 初めての熊狩りで死にかけたお話

参照記事:狩猟デビューで本当に死にかけた。~マタギの世界はめちゃくちゃ厳しい!命懸けの熊狩りに参加してきました!~|ひろろーぐ

  • なぜ、今の時代に狩猟をするのか?暮らしの中の狩猟と社会的意義・ビジネスとしての狩猟

参照記事:若者によって再定義される2つの狩猟スタイル。|ひろろーぐ 

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スケッチブックにお絵かきをして、巻狩りを説明中。

今回の授業で僕が一番伝えたかったことは「狩猟を通じて自分の生と死がはっきりと意識できるようになったこと」でした。

こんな感じで40分間ほど、お話をさせて頂きましたー!

授業の後は、みんなで給食♪

授業の後は、みんなで給食。

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食堂の張り紙がいつの間に…。凝っています♪

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今回の給食メニューはもちもち大学らしく、あんこもちやお餅が入ったお吸い物

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僕からは熊肉のステーキと、大鳥のおばあちゃんから頂いたかぶら漬け、大根漬けを提供させて頂きました。

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手前で餅を頬張っている小松馨さん。馨さんの作る料理は相変わらず美味しいです。

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もちもちタイム…。

おもちを食べると話にも弾みが付きますね♪

終わりに

社会人になってからどこかで虚しさ・寂しさを感じるひとつの理由が、アフタースクールの欠如だと思う。

中学とか高校の時って、放課後が一番ワクワクしていましたよね?

放課後は自分の好きなことに費やせる時間で、心を開放して部活やバイトをやっていた。文化祭の準備にも没頭してやっていた。

本業は学業だけど、それをやったからこそ訪れる楽しいアフタースクール。

そういう時間をもち大がアフタースクール、アフターカンパニー、アフターワーク的な場として提供できればいいなぁ…と思います。

ぜひ、今後とももち大の活動にご注目くださいー!

もちもち大学FBページ

せば、またの。

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この記事を書いた人

田口 比呂貴

1986年生まれ、大阪育ち。法政大学を卒業後、電子部品メーカーに勤務。2013年から鶴岡市地域おこし協力隊として大鳥地区に移住。現在、マタギ見習...

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