先日のエントリーで山形には仕事がないと言われる事について考察し、「山形には、仕事がない」っていうのは、一体どんな感じの状態を指して「仕事がない」というのか、全体の概観&その言葉を使用する人が取っている行動について書きました。

田舎は、都会と比べると人口が少ないので、雇用の量が少ないのは確かです。ですが。

前回も、断言しましたが、

田舎には仕事があります!むしろ、人出不足です。

少子高齢化や団塊の世代のリタイアによって、人が足りません。加えて、「雇用」は少ないけど、「誰かに解決してほしい課題・困りごと」=つまり、「仕事」はたくさんあるんです。

 

山形に「自分の仕事がある」状態にするには

「山形には仕事がない」という話があると、みんながみんな「全体的に」どう仕事を増やすかとい方法論の話や政策の話になりがち。

いや、それも・それこそ大切ですが、当事者として一番気になるのって、人のことよりまずは自分のことじゃないですか?「俺の、私の仕事があれば!」じゃないですか?

ちょっと冷たい言い方になってしまいましたが、「みんなの仕事があるように!」なんて視点じゃなく、「自分の仕事があるかどうか」だと思うんです。まずは「自分の仕事の確保」が大事ですよね?

いまこの瞬間から、「行政が〜」とかじゃなくて、「あなた自身が」行動することで、「山形に自分の仕事がある」状態をつくることが出来る方法をお教えします。

山形にコネ(K)を作れ

山形での仕事探しするなら、行政や民間が整備しているサービス等を利用するのは大事です。山形は仕事が見つけにくいので、使えるものはめちゃくちゃ使ってください。(参照:山形での「仕事探し方」「働き方・求人」まとめ。もう「どうやって探せばいいかわからない」とは言わせないっ!

でも、それらのサービスも万能ではないときもあります。山形の求職サービス(ハローワークとか転職サイトとか)に集まってくる情報は人材を採用したいといういわば「採用したい欲」が表に出ている状態。

でも実は、そこに情報は出していないけど、「いい人がいたら採用したいなぁ」と頭の中で考えている企業って実は多いんです!そうゆうのは、残念ながら、転職サイトには出てこない。

でも大丈夫。転職サイトには出ていないけど、人材を採用したい企業と出会える方法があるんです!それは、、、

人脈・コミュニティ(=コネを作る事)です。

これがKYのKですw

知っていますか?日本全国の転職する人の4人に1人は、コネで転職しているんですよ。(参照:いま、転職者の4人に1人はコネ入社! 「コネ」を使って転職する方法(TVで人気の砂山擴三郎先生

山形には仕事があります。圧倒的に表に出てきづらい状況にあるのです。(求人してても、ハローワークのインターネットサービスを活用しない企業もありますよ。)

写真に全くの意味はありません。尾花沢牛ステーキの写真見つけたので…。

 

先日のエントリーにも書いたように、山形県内企業は、人材採用の際に、知人経由で人を採用しようとするケースが多いです。「職場の人と上手くやって行けるか」とか、「入社してから問題を起こしたりしないか?」とか、そういった面が重要視される事になります。事業所の規模が小さい企業ほど、そういった傾向が強い(ちなみに、山形県内の企業は中小・零細企業がほとんど。上場企業は、9社のみ)

そうなると、どこの誰だかわからない人より、「どこどこの誰々さんちの娘さん」というバックボーンがはっきりとわかっている人や、「地元にいる信頼している人から紹介してもらった人」の方が、採用する側としては安心して採用を検討出来るといった側面もあります。

これは、きっと、山形県のような地方でよく言われる「閉鎖的」とか、地元以外出身者から見ると「コミュニティに入りにくい」にも通じているかもしれません。

しかし、逆に言えば、『山形に帰りたいけど、仕事がない~』という人は、「どこどこの誰々さんちの娘さん」や「地元にいる信頼している人から紹介してもらった人」になりさえすれば、『山形に自分の仕事がある』状態に近づける事が出来るのです。

以前、岩波書店が新卒・中途採用の応募条件として「社員・あるいは著者の紹介状」と明記したことが話題になりましたが、厚生労働省はこれを「違法ではない」と判断しました。全国的にも一般的な採用方法である「コネ(縁故)」ですが、上記のように山形県のような地方では更にそのコネ採用の引き合いが強そうなエリアで就転職を考えるのであれば、更に重要性は増します。

 

 優先順位(=Y)をつけろ

そして、働くにあたって重視したい項目はいろいろあるでしょう。

でも、断言します。

全てが叶えられる職場なんてまずない。(あっても競争倍率高いでしょう)

なので、自分にとって譲れるもの、譲れないものを明確化し、優先順位をつけましょう。そして、それを周囲の人に伝えましょう。せっかく周囲の人が、「仕事あるよ」と声をかけてくれても、本人の優先順位をズレた案件で断り続けたりすれば、紹介した人も「せっかく紹介したのに、わがままばかり言って」と、関係性がこじれたりするかもしれません。それを避けるためにも、希望やNGなことなどを共有しておきたいですね。

また、職場環境だけでなく、これから生きて行く上で、大切にしたいものの優先順位も考えてみましょう。

まとめ

山形に「自分の仕事がある」状態にするには、「コネ=山形の人とのつながり」をつくり、「これから生きて行く上で大切にしたいことの優先順位」を自分の中で明確にしていくことが大切です。

1人で考えていても、ぐるぐると考えがまとまらないと思うので、ぜひ行動に移していきましょう!どうしても行きたい!という会社がすでにあるから、代表電話に問い合わせてみるくらいの当たって砕けろ精神で行くべきだと思います。(もちろん、募集していなければ断られると思います^^;)

こちらもチェック:山形へのUIターンを考えるならチャレンジ!山形での家族・友人以外の人脈の作り方

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この記事を書いた人

田中麻衣子

1984年山辺町出身。新卒で山形での就職後上京。求人広告営業を経て、2012年ヤマガタ未来Lab.をOPEN。東京と山形行ったり来たり。...

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