インターネットが普及して、”ふくぎょう”という言葉がかなりメジャーになってきました。

 

一般的にいわれる“ふくぎょう”とは、副業のことを言われ、主たる収入源を持ちながら、それを補う形で別の収入源を持つ、いわば給料+α的な存在。株式投資とかFXとか、ヤフオクで商品を売ったりするのがそれですね。

 

一方、今回の主題である複業は、複数の収入源を持ち、自分の生活を成り立たせることを言います。

僕も自分のブログで紹介しましたが、月3万円ビジネスの藤村靖之さんナリワイの伊藤洋志さんが代表的な例ですね。

ナリワイを作る~人生の盗まれない生き方~の著者、伊藤洋志さんの講話を聴いてきた。起業ほど大げさでなく、バイトよりもカッコいい働き方とは何か?|ひろろーぐ

『月3万円ビジネス』が地方の働き方が変えるのか…|ひろろーぐ

 

僕自身、地域おこし協力隊になって10ヶ月ほど経ちましたが、あと2年2ヶ月経って、何もしなければ無職になってしまいます。

今のところ地域の人たちにお世話になりっぱなしで何一つ役に立っていないながらも、協力隊が終えたあとも大鳥(僕の配属地域)に住んでいたいと思っていて、そのための仕事を複業的に取り組んでみたいと思っています。

 

今まで、アルバイトや会社員をやってきた身としては、複業という考え方、働き方は個人的には斬新で度肝を抜かれた発想だったのですが、よくよく考えると、里山に住んでいるおじいちゃん・おばあちゃんは複業集団だということに気づきました。

 

地方から出てきた人なら何となく共感してもらえると思うのですが、何をやっているか・どうやって生計を立てているのかよくわからないけどいつも忙しそうな謎のおじいちゃんやおばあちゃん、見たことありませんか?

 

今回はその人たちがどのように生計を立てているのかをご紹介します。

 

もし、この記事を見ている方々が将来的に里山に住みたいとか、田舎に住みたいとか、地元に戻りたいと思っているのであれば、ゼヒ!地域のおじいちゃん・おばあちゃんを参考にしてみて下さい!

その生き方・働き方、超参考になります!!!

 

仕事=ビジネスではなく、仕事=生業(生きる技)

里山に来てからというもの、仕事という概念が、都市や会社に勤めるのと、里山で個人事業主として働くおじいちゃん・おばあちゃんとでは全然違うなぁ~というのを感じます。

 

僕も大学を卒業してから2年ほど会社員をしていたのですが、その時の仕事の概念はビジネスです。

ビジネス=Busy+nessなので、単純に日本語にすれば忙しいという意味なのですが、効率化が図られ続けている今の資本主義社会の中で、時間単価を上げることが正とされています。(バイトで自給900円だったものが1,000円に上がるようなこと。)

その為、1時間当たり、一日当たりに稼ぐ金額を増やせば増やすほど、デキる人間、デキるビジネスパーソンだと言われます。

 

 

一方里山では、仕事=生業(生きる技)という意味合いがかなり強い。

人間が生きていく上で衣・食・住が必須条件なのは当たり前ですが、あくまで仕事はその衣食住の延長線上にあるという考え方のもと、仕事をしています。

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縄ない。ワラ製品を作る上で超基本的な技。

 

どういうことかと言いますと…

 

里山には山あり、川あり、田んぼ・畑があります。そこから採れる恵みを受け、1000年以上前からず~っと生活をしてきました。

 

食に関しては、山菜・キノコ・お米・そば・大豆・野菜・川魚・ジビエなどを採集・育成・狩猟し食べていました。

衣に関しては、カイコから繭を採り、衣類に変えたり、ワラジを編んで履物に変えていました。

住に関しては、山にある木を切り、小屋を建てたり、茅葺き屋根を作ったりしていました。暖を取る薪や囲炉裏の燃料も、山の木です。

 

自分たちの生活圏(山が周りにある暮らし)の中で、生活が完結していたのです。衣食住の自給率が100%以上でした。つまり、支出が極端に少なくて済む。

 

現在は、車社会になり、ガソリンも買うし、スーパーやホームセンターで外からきた商品も購入しますが、仕事の概念としては自給(生きる技)+αをお金に変えるようなライフスタイルをしています。

 

ここについてもう少し詳しく知りたい方は、ヤマガタ未来ラボさんのブログで以前に書かせて頂いていますので、良かったら覗いてみて下さい。

こんな時代だからこそ見直されるべき里山ライフ…里山経済の3重構造とは?!|ヤマガタ未来ラボ

 

四季によって移り変わる職業。

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昔の冬仕事、炭俵。

冒頭でも少し触れましたが、複業という概念は、恐らく里山が原点。

その理由は、里山では四季が明確に感じられ、四季によってできる仕事ことが違うから。

 

里山の一般的なおじいちゃん・おばあちゃんが春夏秋冬でどんな仕事をしているのかを見てみると…

 無題

これプラス、集落行事(寄合・敬老会・夏祭り・年頭会・悪魔払い)や、地域のイベント春2回、夏2回、秋1回、冬2回があります。

 

これだけ見ても、かなりの数の仕事があるのですが、高度経済成長によって廃れる前は、林業や炭焼きも盛んに行われていて、小屋も建てたりしていたので体がいくつあっても足りないくらい多くの仕事をしていました。

 

鉄人です。

 

アトムです。

 

いや、アラレちゃんです。 

 

四季によって山から頂ける恵みも変わるため、必然的に複業にならざるを得なかったのだと思いますが、複数の仕事をして、複数の収入源を確保するという現在の複業という考え方にもしっかりと当てはまるんじゃないかなと思います。

 

これからの時代に複業的に行えそうなこと。

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ゾウリ編みに挑戦してみた。

現在、里山のおじいちゃんおばあちゃんが行っていることをそのままマネすれば、販路を作るのに少し時間はかかるかもしれませんが、まずは個人事業主として里山でも十分生きていけると思います。

 

ただし、年収にしてみれば個人差はあれど都市に比べて少ないし、夫婦で住んでいる人が多いので、人によっては市からの委託でスクールバスや介護福祉用の自動車を運転したり、地元の土建会社に勤めたり、山小屋を管理していたり、除雪車で除雪をしたりしています。

家族を養っていく上で、安定的に入る収入を確保しておくこともやはり大事ですね。

 

ただ、僕個人としては勤め人になるのではなく個人事業主にチャレンジしたい。

おじいちゃん・おばあちゃんの複業を見習いながら、将来的には現代の若者らしい稼ぎ方で複業をしたいなと思っています。

 

頭の中で考えていることですが、四季に合わせてこんなことができそうだな~と思う事を羅列してみました。

 A

ネットを使ってイベントの告知は勿論、通販をしたり、お祭りなどのイベントで物販したり、ブログで広告費を稼いだりと、ネットを使う事でできることは色々あるのかなと思います。

-考察-雪国で稼ぐための10の冬仕事。|ひろろーぐ

 

まとめ

里山に住む以上、仕事=生業(生きる技)という生き方・働き方を身に着けたいし、その結果収入は少なくても支出も少なく抑えることができるので、生活としては十分に成り立っていくんじゃないかなと思います。

 

僕は結婚もしていないし子供もいないので、家族を養うとか子供を育てるという観点からすれば説得力はゼロに等しいのですが、確かなモノを目の前にして生きるということに関しては都市では得られない経験が出来るんじゃないかなと思います。

 

国内の工場が海外に移り、機械化・自動化で人件費が削減されまくっていて、時間を守る・命令を聞く・言われたことをちゃんとやると言った、平準された兵隊を生み出すような子供の教育、社員の教育では立ち行かなくなりつつある今の世の中で、良い高校に行き、良い大学に行くことが本当に幸せに生きることのレールなのでしょうか。

 

僕は大阪・東京・フィリピン・タイ・台湾などを見てきて、色んな世界を見て回ることはスゴく大切なことだと思っていますが、そこで得た経験は学校が教えてくれることではありませんでした。

 

むしろ、好奇心の赴くままに飛び出してみることで得られた繋がりや経験。

 

子供がやりたいと思う事をやらしてあげるのが親の務めだとは思いますが、やりたいことをお金をあまり使わないで実現できるように考え・行動させるようにするのも大切な教育なんじゃないかなと思います。

 

親でも旦那でも無い、苦労の無い人間が教育論を語るとか、かなり出過ぎた発言してしまいました。

失礼しました。

 

結局伝えたかったのは、里山も楽しいし、お金は使わないし、学びもあるし、稼げる可能性もあるよ!ということだけです!

 

今回も長文・乱文失礼しました~!

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