若者が地域コミュニティ(町内会など住民主体の活動)に実際に参加し、実体験をもとに「地域コミュニティと若者がつながるにはどうすれば良いか?」ということについてレポートにまとめて、報告会を行うという事業『やまがた地域活性化プログラム 〜むらやま若者みらい創造ミーティング〜』。
キックオフが終わり、メンバーが実際に、地域コミュニティの活動に参加してきました!
山形市やよい町内会
昨年度の町内会・自治会などの地域コミュニティ実態調査にご協力頂いた山形市やよい町内会(HP)の活動に、メンバーが参加します。当日は、やよい町内会の集会所に集合。(ちなみにこの集会所は、地域の皆さんでお金を出し合って建てたんだそうです!備蓄も毛布などもあり、何かあってもここに避難して来れば大丈夫!とのこと)
やよい町内会では、もしもの時に備えた『防災訓練』や『AEDを使った救命の講習』を、普段の町内会の活動として行っているそう。今回は、いつも行っている町内会の活動に、山形地域活性化プログラムのメンバーが参加させて頂きました。
まずは、プログラムのメンバーと町内会の方とで自己紹介。
防災めし作り体験。ビニール袋にお米と水を入れて、お湯の入った鍋で茹でるだけでご飯が炊けました。
山形徳洲会病院の方に直接レクチャーをしてもらい、AEDにより救命救急を体験。
お昼ご飯を食べながら交流を行いました。
西山形の酒を造る会
西山形の酒を造る会は、山形市の西側・柏倉・門伝地域の住民が『地元で取れた米と、地元のうまい水を使って、地元の酒を飲みたい』と、地域で田植えをし、地元の酒蔵に醸造してもらって日本酒『柏倉門傳』を作っています。
お酒は、量販店には置いておらず、会員になった人だけ購入できる仕組み。酒米の田植えと稲刈りには会員や地域の方々が参加します。
山形地域活性化プログラムのメンバーは稲刈りに参加させてもらう予定だったのですが、当日は大雨で稲刈りが中止になり、副会長の柏倉さん(明源寺住職)のもとで、デジタルデトックス(瞑想)体験、地域との方との芋煮会を実施しました。
ご飯もみんなで準備。新米のおにぎりの味に感動!
地域の方に、活動の原動力、地域についてどう考えているかなどについて、たくさんお話を伺いました。
活動終了後の振り返りでは、
・1日だけでは足りなかった
・もう1回やりたい という意見の他、
『地域の人と話すのは緊張した。受け入れてくれるのか心配だったけど、孫みたいに受け入れてくれてあったかさを感じた』
『地域コミュニティに関心を持つ自分たちを歓迎してくれた。若者側も積極的に行っても良いんだなと思った』
『地元愛があって、それがモチベーションになっているとわかった。継続的に関わる時、どこまで関わって良いのかな、、、、と思った』
など、その地域には住んでいない関係人口となる若者を受け入れてもらえるということが大きな驚きであった様子でした。
若者を受け入れた地域側の皆さんからは、
「若いのにしっかりと地域興しのことを考えてるのにビックリした。」
「若い人の地域興しのエネルギーを感じ、こちらが学び、刺激を受けた」
「この会で知り合った者同士、何かの時に一緒に何かを行うことがあるかもしれないし、一人で地域興しをするのではない仲間が一緒にいるということは大事だ。一人一人が、つながったことが、大事。これからも、田植えや稲刈りと継続してくれるような、明るいものを感じた。」
「若者を応援したい気持ちになった。」
「みんな熱心で、素晴らしかった。こちらが元気をもらった。」
とのお声を頂きました。
プログラムのメンバーは、これらの実際の活動で感じたことをもとに、報告書をまとめていきます。
お楽しみに!
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