大手会計事務所であるPwC Japanグループが戦略策定やDXという専門性を活かし、NPOやスタートアップに対して助成を行い、社会的インパクトを生み出すことを目指す財団『PwC財団』を昨年5月に設立。現在は「教育」「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」「環境問題」の三分野に注力しています。
このPwC財団が、今年度の助成事業を公開しました。
AI技術を活用し、医師が不足している地方で適切な医療を十分に提供できる状態を目指す活動に対して、助成を行います。
D&I支援の一環として、誰もが良質な医療を受けられる社会に向けて、AI技術による医療の地域格差是正を目指した取組を支援します。
この分野は事業投資も成り立ちますが、ビル・ゲイツ財団が医療スタートアップに資金援助するように、PwC財団が支援することで社会的インパクトを生み出すことを目指します。国内財団ではなかなか同様の取組はありません。
今回の助成を行うにあたり、PwCグループの中から、AI医療分野の専門的知見をもったコンサルタントをプログラムオフィサーに就いています。
高度な支援を行うためには、財団側にもより専門的な知見が必要です。
PwCグループによる財団だからこそ、資金だけでなく専門性の提供を実現していています。
企業財団が新たにできただけにとどまらず、PwC財団は社会的インパクトを生み出す新しいトレンドをつくろうとしています。
助成概要
助成対象: AI技術を活用し、医師が不足している地方で適切な医療を十分に提供できる状態を目指す活動。画像診断支援、手術支援、その他診断・治療支援を想定
対象団体: 法人種類を問わず。対象事業が非営利目的であり、助成終了後も継続意思があること
助成金: 1,000万円以内/件
コミュニケーション: 定期報告に加え、財団担当者(プログラムオフィサー/事務局)とコミュニケーションをとりながらプログラムを推進
申請締切: 5月7日(金) 18:00
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