こんにちは、第一週担当の井東敬子(2011年春、鶴岡市移住)です。

■みなさんは、新聞とっていますか?

まずは、私の新聞遍歴

【20代 OL】:日経と朝日新聞を通勤電車で読む。

(ネットがこんなに普及する前の時代で、情報は新聞やテレビから入手していました)

【30代 自然学校】:職場の新聞をナナメ読み(このころから情報はネットで得るようになっていました

【40代 東京暮らし】:新聞取らず、ネットで情報を得る

【43歳で鶴岡移住】:「荘内日報」購読開始。

(ちなみにテレビはほとんど見ません)

 

10年ぶりに自分で地方紙「荘内日報」をとったのは、この新聞なしでは、コミュニケーションが難しいから。

挨拶代りに「昨日の荘内日報に載ってだっけのぅ」という会話になるので、読んでいないと話について行けない。

特に、じじちゃん、ばばちゃんと話すときは、荘内日報が重要なキーワード。

内陸は、山形新聞でいけるけど、庄内では、がぜん「荘内日報」。

 

■一方、庄内のFacebookユーザーは、2万人を超えたらしい。

庄内の人口、約30万人(平成12年の国勢調査で32万人)のうちの2万人だから、かなりの割合で利用されている。

これだけ利用者がいると、イベントをやっても人が集まる!(これってすごい)だから、今までやったことがない人も、気軽にイベントを実施したりして、地元の人の交流が活発になり、商売も少し回り始めている。これは日経MJに載ったりした。

移住者にとっては、非常に有り難い。病院、うまい店、料理法、災害情報、お友だちまで得ることができる。

 

■地方都市のメディアの重要性

でもね、Facebook上でどんなに盛り上がっても、田舎社会は、そんなにすぐに変わらない。

だって、田舎を動かしているのは、SNSをやっていない年配者だから。

だからこそ、年配者に絶対の信用がある地元メディアが、地元のSNS上の動きを伝えていくのは、重要だと思う。

「あー、NHKでやってだっけのぅ」となれば、青二才のウサンクサイ活動も、信用がグーンとアップする。

ちなみに、庄内では、荘内日報の記者が、2年間コツコツと記事にしてくれ、メディアミックスが進んでいる。

 

群馬の友人に聞いたのだが、群馬のNHKの地方ニュースは、NHK群馬ではなく『首都圏ニュース』が、流れる。すると、知らず知らずのうちに、群馬特有の文化が、首都圏と一緒くたにされ浸食されていく。それって、私は怖いことだと思う。

幸い山形県には、NHK山形、山形新聞、荘内日報がある。

地元の人は、知らず知らずのうちに、これらを見て読んで思考をめぐらす。

だから、地元メディアには、ぶっちぎり地元目線で記事を書いてほしいと思う。

 

NHK山形の「今夜はなまらナイト」は、世界に誇る番組だと思う。

http://www.nhk.or.jp/namara/

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