こんにちは。ダイエットセラピストの山田貴子です。雪の降らない瀬戸内海沿岸から山形市に嫁いできて、今年で13回目の春を迎えます。

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〈昨年訪れた「陸上自衛隊神町駐屯地さくら祭」にて、満開の桜。今年の開催は、4月17日(日)だそうです。山形県観光情報ポータルサイト「やまがたへの旅」よりhttp://yamagatakanko.com/

 

 

「永住だが? 転勤あんだが?」

県外出身だと言うと、私が最も多く尋ねられる質問です。 私が、「永住です。」と答えると、その方の表情がほんのちょっと和らいで見えるように感じます。

 

そして、「あいや、よぐ来てけだことぉ。ありがどさまぁ」ナゼか、ほぼ100%感謝されます(笑)

 

とはいえ、言葉や文化、習慣の違いなどに戸惑うことや、誰に助けを求めればよいのか…途方にくれてしまうことは、しばしばあります。

今回は、環境の変化によって受けるストレスと対策について考えてみました。

 

体内時計の乱れによるストレスには、お散歩がオススメ

…ある転勤族ママの話

春は、異動の季節ですね。

転勤族ママの皆さん。お引越し作業、お疲れさまでした。少し落ち着かれましたでしょうか?

2~4年置きに異動があるというご主人を持つママ友曰く「異動の年は、毎回その前後1週間の記憶がない(苦笑)」と。ご主人がお仕事をされているお昼間に、一人で引っ越しの見積もりを取って、荷造りをして、春休み中の子ども達の三度の食事のお世話をして、遊び相手もしながら、転校の手続き、転入先の学校との連絡や準備…etcと、本当に慌ただしい嵐のような1ヶ月を過ごすんだ、と。

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〈山形市馬見ヶ崎プール「ジャバ」隣の公園にて。対岸はまるで桜のトンネル。子ども達のテンションもMAX!〉

  

引っ越しによる環境の変化は、心身にとても大きな影響を与えるのだそうです。

またこの季節は、冬から春への日照時間の変化や朝夕の気温差なども、これに大きく関わってきますよね。

私のように西日本から異動されてきた方には、特に日暮れ時間の早さなどから体内時計が乱れ、ストレスを感じることもあるのかも。(そして、春とはいえ寒すぎる~~)

yamada3 〈霞城公園にて。夜桜鑑賞は、超万全な防寒対策を。〉

花粉症のため外を歩くのが辛い方もいらっしゃるかもしれませんが、できるだけ陽の光を浴びて、風や匂いを感じながら、ゆったりとした気持ちでお散歩してみることをオススメします。

「あれ? こんなお洒落なカフェがあった?」とか、「〇〇の花が咲いてる!」とか、普段の車での移動中には気づけない意外な発見があったり、ちょっとハッピーな気分になれたり。何かお得なことがあるかもしれません。

 

日光を浴びて、適度な運動と良質の睡眠を取って、身体の状態から早めに新しい環境に馴染んでいけると良いですね。

 

「独りで育てなくては」と思い詰めずに、行政サービスに頼る

しかしながら、頼れる身内や気心知れた友人が近くにいない場合、ママのリフレッシュタイムを確保することは、精神的ハードルが割と高めです。

「専業主婦なんだから自分で面倒をみるべき…」とか、「こんな小さな子を預けるなんて可哀想…」とか、言われることは多々ありましたし、一時保育を断られることも何度か経験しました。

それによって、「他人に預ける、誰かに頼る」ということに、私はとても大きな罪悪感を抱くようになりました。

そのため、仕事を始めるために息子を保育園に通わせるまで、私は託児等のサービスをほとんど利用したことがありません。

その「母親なんだから!自分の力で育児しなくては!」という義務感のような、強迫観念のようなものが、産後うつをこじらせた大きな要因だった、と今は感じています。

過去の私のような孤育てをしているママには、育児に関わる様々なサービスを上手に利用していただきたいと、心から願います。

山形市内ですと、「元気すくすくネット」という子育て情報サイト内で各種制度やサポート事業、子育てサークルの活動等について紹介されています。ぜひ参考になさってみてください。

yamada4 〈http://www.kosodate-yamagata.jp/ ↑山形市子育て情報サイト「元気すくすくネット」より〉

 

山形的コミュニケーションに戸惑いを感じたら、逆に思い切って懐に飛び込む

「何か困ったこどあっだら、すぐ言えなぁ。」

ご近所の方などと顔を合わせると、そのたびとても親切にお世話してくださいますが、それは私の夫が、山形人であるからかもしれません。

では例えば、県外出身者同士の転勤族ご夫婦の場合は、どうなのでしょうか。

yamada5 〈天童市舞鶴山にて。今年の『人間将棋』は、4月23日(土)・24日(日)開催。http://www.city.tendo.yamagata.jp/tourism/kanko/tendosakurafestival.html↑天童市HPより〉

 

もともと田舎育ちの私にとっては、ときに距離感が近すぎるとも思える山形的コミュニケーションは、それほど違和感なく受け入れることができました。ですが、都会出身のママにとっては、戸惑いを覚える瞬間も少なくはないのかも。

また、その戸惑いやいずれ山形を去ってしまうことなどから、お互いに溝や壁を作ってしまうこともしばしば見受けられます。

こういった溝や壁が生じてしまうことが、とってももったいないなぁと思ってしまいます。

山形を離れるときに、「山形最高だった!また戻ってきたい!」って素敵な想い出をたくさんたくさん持って、他県に移っていってもらえたらいいなぁって、県外から嫁いできた山形永住者として思うんです。

 

じゃ、どうすれば…?

 

頼られたら放っておけない、面倒見の良い山形県民のサガを逆手にとって(笑)、甘えてしまいましょう。意地を張らずにね。

最初に立ちはだかる言葉の壁は、笑顔で乗り越えましょう。正直に、「もう一度、言ってもらえますか?」とにこやかに尋ねてみましょう。

 

「わがんねのがぁ!?しゃねぇなぁ、教えてけっがら!」と、嬉しそうにお世話してくれるはずです。

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〈森林浴もgood!新緑に癒されるようになったのは、山形に来てからのことかも〉

 

ストレスで食べたくなったら、「何をどのように」食べるかを意識する

…私の場合

私は雪の降らない瀬戸内海沿岸から嫁いできたので、当初山形には、夫以外の知り合いは全くいませんでした。そうなると、悩みなどを相談できる相手は、夫しかいないわけですが…。

山形生まれ山形育ちの夫に、山形暮らしでのストレスや悩みをグチると、当然ケンカになります。自分の愛する故郷を悪く言われたら、それはやっぱり相手が妻であっても、良い気はしないですよね(苦笑)

 

そのうち、夫に相談したり愚痴をこぼすことはなくなった代わりに、ただ食べることで不満を抑え込むようになってしまっていました。

yamada7 (↑汐の香、波の音。息子の笑顔とはしゃぐ声。私の№1癒しポイントです。)

ダイエットセラピストとして、また私自身の経験から言えるのは、「食べること」をストレス発散の手段としないこと。

ストレスを「食べる」という刺激でごまかさないこと。

 

・誰と(大切な人と、会っていて楽しい人と、気を張らなくてもよい相手と…)

・どこで(心地よいと感じる空間で、お気に入りのカフェで…)

・何を(山形の地のもの、旬のもの、故郷のもの、バランスのとれたもの…)

・どんな風に(今日の出来事を話しながら、笑いあいながら…)

食べていますか?

心身を作っている食べ物とその周りにあるモノ全てを、しっかりと五感で味わってみてください。解決の糸口を探るための第一歩になると思います。

 

yamada8 〈窓の大きな日当たりのよいカフェにて。色鮮やかな旬のお野菜たっぷりのランチをいただきながら、ママ友とゆる~く語らうひとときは、大事なリセットタイム。〉

 

 

独りで煮詰まってしまいそうだったら、話を聞いてくれる人に会いに行く

ゆっくり食事をする時間もなく、慌ただしく日常が過ぎてしまう育児中は、社会から取り残されたような感覚も相まって、ストレスも煮詰まってしまいがち。

その解消法として女性の場合、とにかく喋りまくる!というのが、何より手っ取り早いですよね。

ですが、身近に気軽に悩みを相談したりできる身内や友人がいない場合、必要以上に思い詰めてしまうことも。

美容院とか、マッサージとか、ネイルサロンとか、身体のケアをしてもらいながら、何気なく話を聞いてもらえる場所に出掛けてみることをオススメします。まず第一に、身体を整えることができて、日常の人間関係に影響のない第三者だからこそ何でも話せるという点を利用しましょう。お子さん連れOKのお店も増えてきているようですよ。

 

 

まとめ

自分がどんなときストレスを感じやすいのか、どんなストレス解消法が自分にあっているのか、知っておくと良いと思います。

そして、どんなママも「山形で子育てできることが幸せ!」って、ストレスなく毎日をもっともっと楽しく過ごせるようになるといいですね。

山形にやってきたばかりの人、山形に来て数年経つけどまだまだ慣れない人、育児疲れ中の人…それぞれの悩みに共感しつつ、一緒に山形での育児を楽しめる仲間と繋がっていける講座付きの交流会を企画してみました。ご興味のある方、ぜひご参加ください♪

イベント情報ページ→https://mirailab.info/event/10531

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