画面の前のみなさん、こんにちは。

川西町地域おこし協力隊のヌリです。

月一更新のブログも二回目です。(たった二回ですが)

(実は、川西町のダリヤ園は日本一なのです)

 

(こんな感じです)

 

前回は川西町でのエピソードをご紹介しました。

2013年の現代社会は、田舎暮らしもネット配信すると思うと、もはや、ネットがつながる場所は田舎ではないような気もしますが、そこはガッツがある山形県川西町。一味違います。もはや、言葉で表現できる感情は、ほとんどありません。

 

(品種改良で色々なダリヤを栽培しています)

 

そんなアドベンチャーワールド在住のヌリが、引き続きネタを披露します。

一応、川西ワールドカップなので試合結果ということかな?

 

(産業まつりではダリヤカーペットなるものが登場!踏んではいけません!)

 

<VS 一般家庭のおじちゃん>

川魚料理をごちそうになるため、あるお宅を訪問しました。

とても気さくなおじちゃんです。その方がおっしゃるには…

 

「山形県は住んでみると良い所だよ。大きな災害も少ないし。食べものはおいしいし。女性は面倒見が良くて。昔から嫁は置賜からもらえと言ったもんだよ。ガーハッハッ!」

 

これが、本当なら山形県最強伝説が誕生するのですが、この話は意外と奥が深いのです。

 

このような話をよく聞くのは、僕だけではないはずです。

職場で、観光地で、ある時にはタクシーの運転手さんまで、みな、こう言うのです。

なぜでしょう、こだまでしょうか。

 

山形県では移住定住促進のために、県外出身者にはこう言いましょうというマニュアルがあるかと思いきや、そのようなものはなさそうです。(個人調べ)

 

(金魚はいかがですか~と、よく見たら鯉。お隣の米沢市の上杉鷹山公の影響は大!川西には鯉の養殖場があります)

 

ごちそうになった魚料理はとても美味しいものでした。

山形に来てから天然のものをよく食べるようになりました。山菜や川魚を自分で採るという発想がまず違いますが…。

 

食がすすみ、酒もすすみ、注意力が散漫してきた頃。奥さんに「醤油の皿が…、ご飯が…、ビールが…」と色々なレクチャーを受けるおじちゃん。もう、酔っているんだから勘弁してあげてと思いながらも、世界最高水準の置賜出身の嫁に妥協はありません。ナポレオンみたいな人柄です。

そんなこんなで色々と話が進みました。約二時間程度の会合が開かれ、要約すると次のようになります。

 

(問題)まちづくり、地域活性化に関して何をすべきか?

(解答)若い人に移住定住してもらう。

 

となりました。

ここで一つ、重ね重ね強調させていただきたいことがあります。

それは、僕の意見ではないということです(笑)

(まんじゅうが…山積みでマンガみたいだ)

 

このように、協力隊で山形を訪れた独身の男に親切にしてくれるのは、とても純粋な動機からだということは、重々承知しておりますが、今でも忘れないおじちゃんの名言が僕の心にチクチクとトゲを刺すのです。

 

「君の役割は東京の女の子を五人、この町に連れてきて、この町の男と結婚させることだ」

 

一体、何の話でしょうか?こだまでしょうか?

Rockの革命児と言われたJimi Hendrixでさえ基本的なことは押さえていたのに…。

 

「今日からはじめる!人に好かれる話し方」というHOW to本を読んでいる人なら泣きたくなるに違いありません。

 

なぜ東京の女の子なのか?なぜ五人なのか?なぜ僕が連れてこないといけないのか?なんて考えるのはやめましょう。これは感じるしかないのです。

 

要は理屈じゃないってことです。

協力隊の人なら経験あるかもしれませんが、地方生活で多いのは、まず結婚しているかどうか聞かれます。まちづくり?地域おこし?地域活性化?の前にまず結婚して所帯を持っていないと一人前じゃないので、まずそこからということです。

 

子どもから大人までタッチパネルでスイスイしている現代社会では、このような意見は受け入れられないかもしれません。しかし、ジェネレーションギャップを感じながらも、物事には理由があるはずで、色々と考えてみました。

 

都会と田舎、何が違うか?と聞かれたら、僕は家族観と答えます。

あたりを見渡してみれば、川西町に仕事で移住した人は何人いるでしょうか?一人暮らしをしている人は何人いるでしょうか?あまりいないのです。

みな家族で暮らしていて、三世帯同居なんて、よくある話です。

 

真相究明のため、図書館や公民館に眠っている郷土資料を読んでみました。よくある「山形県のくらし」のようなものです。そこには米づくりで苦労したこと、「おしん」さながらの体験をしたこと、家族を養うために苦労したこと、米の品質向上のために努力したことなど、様々なエピソードが書いてありました。

 

なるほど、この場所で仕事をするということは人と群れて、家族として「暮らし」を成立させることなのだと感じました。そう思うと、まずは結婚が口癖のおじちゃん(命名:マズ婚)の理由がわかってきたのです。

 

後日、おじちゃんに

「やっぱり、この町の良さは、家族観とか人付き合いに歴史があって、独特なものを感じます。こういうのはいいものですねえ。」と言ってみたら…

「ん~、やっぱり昔と違うからね。今は独身の人も多いし。ほれっ、○○さんも独身。今の人は親と同居なんて難しんじゃないかなあ?じいさん、ばあさんの面倒みると思うとねえ。だから今の若い人は結婚したらアパートに引っ越すって人も多いべ。うちの娘夫婦もそうだし。」

 

なんでやねん!

ツッコミって、こういう時のためにあるのか。

家族がいいって言ったのに、所帯を持ってないと一人前じゃないと言ったのに。

 

後半ロスタイムに、まさかの二失点。逆転負けを喫したFC.NURI。

次節に向けて課題の残る展開となりました。

 

 

 

 

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塗貴旭

ライター情報

塗 貴旭

埼玉県川口市出身。 中学から大学までを東京で過ごした埼玉都民は、大学院で茨城へ。気合で東京から茨城へ通学するも挫折。都会と地方の交通格差...