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次年子窯で、陶芸の技術と田舎での芸術活動を学ぶ

「陶芸家」って、なんだか憧れますよね。最初から、最後まで、自分の手で、作品をつくりあげる。会社で、何人もの人の手で作っていくものと、正反対のものづくりともいえます。

親方は、信楽焼(滋賀県甲賀市信楽)を学び、信楽伝統工芸士に認定された、東京生まれの高橋廣道(ひろみち)さん。現在は陶器のお風呂をつくれる東北で唯一の陶芸家として、地域に密着しながら活躍されています。

廃校になった小学校を工房として再活用し、全国的にも珍しい陶器のお風呂をつくっている親方から、陶芸の技術と田舎での芸術活動を学べる、またとないチャンスです!!

 

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陶器でつくられた「お風呂」に出逢う

22歳のときに信楽焼に出逢い、働けそうな会社を見つけ飛び込みました。先生の技術を見て盗んでは、練習して、を毎日繰り返し行ったそうです。「働かせていただき、大量の物を、早く丁寧につくる技術を身につけられた事は、大きな財産となりました。作品をつくるだけではなく、食べていける技術を身につけることは、大切なことです。」

約10年が経った頃、陶器でつくるお風呂のことを教えてもらい、衝撃を受けます。運よく、お風呂を制作する会社へ移ることのできた高橋さんは、超大型の焼き物、お風呂の制作に没頭します。こうして技術を磨いていき、試験に合格し、信楽焼の伝統工芸士となりました。いずれ独立したいと考え、自分の工房を意識するようになります。

「でも、資金がそれほど無いのでどうしよう、と思っていて、廃校を活用してはどうだろうか、と、思いつきました。検索してると、円形校舎の特徴的な校舎を見かけました。そのときは面白いなと思っただけでしたが、後日、別のきっかけで訪ねたここ次年子で、その物件に偶然出逢ってしまったんです。」

 

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次年子小学校との出会い

運命的な出逢いのきっかけは、大石田町で活動するフランス人陶芸家の記事でした。「大石田の企業が、ガラスの原料を採取する過程で、不要となる粘土が1日100トンも出るということを知りました。焼き物に使えるかもと思って試作し、なんとかいけそうだったんです。お風呂は大量の粘土を必要とするので、使えるとなれば魅力的です。」

そうした理由もあって何度か訪ねていた大石田町で、偶然以前インターネットで目にしていた廃校を見つけた高橋さん。「粘土が焼き物に使えるなら、工房の候補となる廃校もあるし、絶好の場所だと思いました。また、校舎は翌年取り壊しが決まっていたこともあり、驚くほど安い価格で大石田町から貸していただいています。」

無償で手に入る粘土と、タダ同然の工房兼住居。これほど好条件がそろった場所は、全国探しても見つからないでしょう。「でも決め手になったのは、冬に訪れたとき校舎から見た景色でした。雪がしんしんと降り積もっていて、一面真っ白で、とても静かで。雪に閉じ込められるのもモノをつくるにはいいなぁと、そのとき初めて思いました。」

 

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次年子が焼き物の、芸術の里になることを夢見て

「田舎が好きで、田舎暮らしが苦ではなくて、焼き物をしたい人、モノをつくりたい人に、是非来て欲しいと思っています。冬は雪が厳しいですが、見方によっては制作に集中でき、静かで美しい景色も眺められる、作品づくりに適した環境です。

芸術活動は、「どう生ていくか」、と合わさっていると思うんです。モノづくりしながら、食べていかなきゃいけない、お金は必要だし、お金はあまりかからないほうが良い。田舎は都会ほどかからないし、食べ物も自給したり、頂いたり。小さな暮らしですが、受け入れ、芸術活動のある暮らしに幸せを感じる人じゃないと、続かないでしょう。

仕事をしてお金を稼げる場所はないので、やってく為には、稼ぐことのできるパイプを持っていることが大切だと、感じます。作品を売るパイプや、芸術活動のかたわら農業でお金を稼ぐなど、活動を続けていくために、継続してお金を得られる何かが必要です。そんなことも話しながら、次年子での芸術活動を考える時間になればと思います。」

高橋さんの場合は以前在籍していた会社から、定期的に仕事を頂いているそうです。そうした実経験のお話を聞けるのも、ココならではでしょう。持っている技術は惜しみなく教えます、と懐の深い高橋さん。次年子の豊かな自然環境の中で、田舎暮らしをしながら、次年子で陶芸を学んでみませんか

 

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研修概要

信楽焼伝統工芸士の高橋廣道さんから、次年子地域で田舎暮らしを体験しながら、陶芸の基礎的な技術と、田舎での芸術活動に必要な考えや意識を学ぶ

 

研修内容

1.高橋さんの助手として、おふろの製作を手伝う
2.陶芸の基礎を学び、小さな作品をつくる
3.HPのブログ記事などの更新を行う
4.工房の炊事や掃除など

 

この体験でできること

(1)自分で作品をつくってみよう

親方から陶芸の基礎を学び、小さな作品をつくってみましょう。成形(形づくり)、施釉(薬掛け)、焼成、仕上げと、いくつもの工程から、やきものづくりが成り立っているのを、実際に体験して、理解できます。「持っている技術は惜しみなく教えます。」と話す、懐の深い親方から、たくさんの事を学びましょう。

(2)高橋さんの助手として、おふろの製作を手伝う

親方の助手として、お風呂の制作を手伝います。手伝いながら、日本最大級のやきもの制作を、じっくり間近で見ることが出来ます。巨大な作品は、高い技術と丁寧で確実な作業の積み重ねでしか成しえません。親方の技術を学びましょう。

(3)高橋 廣道さんの仕事観を聞こう!

田舎での芸術活動の先輩である親方から、活動を続けていくうえで、必要な考えや意識を学ぶことができます。活動を続けていくために、つくった作品を売る事や、農業でお金を稼ぐなど、継続してお金を得られる何かが必要です。そんなことも話しながら、親方と一緒に、次年子での芸術活動を考えてみましょう。

◆こんな方にオススメ!◆
・陶芸家になりたい人
・田舎が好きで、田舎暮らしが苦ではない方
・モノづくりをして生きていきたい方

 

体験にあたっての注意事項・応募条件など

(1)応募条件について

・18歳以上の方
・要普通免許(AT限定可)

 弟子入り内容 モノづくりをして生きていきたいアナタへ
 期間 1ヶ月間(山形県北村山郡大石田町)
ご予約日は3週間以上先の日程でお願いします。
(日程は受入先と相談の上、決定いたします。)
※受入開始日は申込み時に第1希望から第3希望まで自由にご指定下さい。
※日程については調整可能です。お気軽にご相談下さい。
参加費 98,000円
(税込、コーディネーター料、宿泊経費、食費、保険代等含む)
弟子入り先 株式会社ブリッジ 次年子窯

弟子入りホリデー_申し込みフローチャート

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