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  • 【米沢】山形大学発ベンチャーが、世界を変えるインクを開発!(株)フューチャーインク
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山形大学米沢キャンバス内にある『株式会社 フューチャーインク』。

山形大学有機エレクトロニクス研究センター(ROEL)発のベンチャー企業です。

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フューチャーインクは、印刷による半導体回路を実現する銀ナノ粒子インクの開発・販売や、その応用製品としてのセンサーデバイスの開発を手がけています。

同研究センターの時任静士教授と熊木大介准教授が、科学技術振興機構(JST)のSTART事業の支援を受けて立ち上げました。

簡単に言えば、紙のように薄いフィルムの表面にそのまま半導体回路を印刷できるインクを開発し、かつ、その技術を用いて様々な分野で応用可能なセンサーなどの装置も開発しているのです。

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たった1枚のシールを体に貼っておくだけで、あなたの健康状態がつぶさにわかる。

たった1枚のシールを商品に貼れば、レジに並ぶことなく清算が終わってしまう。

将来は、そんなカタチで使われるのかも知れないのです。

人類がSF映画に出てくるようなアイテムを手にする日も近いのでは…。

フューチャーインクの事業内容を耳にするのと同時に、血湧き肉躍る感覚を覚えます。

 

 

大学発ベンチャーが生まれた理由

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大学発ベンチャー企業。見据えるのはどんな未来ですか?

熊木大介准教授(以下、熊木):私も、社長である時任も、7年前にここ山形大学に着任しました。

社長の時任は、有機半導体の研究分野で世界的に著名な人物であります。また、私も以前、別会社で研究職に就いていたこともあり、着任当時からふたりで、大学組織にいる内になにか新しいことが手がけられればいいという話をぼんやりとしていました。

その頃の山形大学は、有機ELから有機エレクトロニクスへ研究分野を広げ、民間企業を山形大学に集積化する拠点化プロジェクトを大々的にスタートさせており、我々として今までよりも多くの企業と共同研究をするためにも、テーマを広げることが大事なのではないかと考えたのです。

そこで、取り組んだのが印刷法を使って電子回路を形成する技術『プリンテッドエレクトロニクス』です。

中でも注目したのが『銀ナノ粒子インク』。

いろいろな基材の表面に印刷することで、電子回路を形成できるインクです。

 

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大学の研究者には、研究した成果を論文として発表したり、また、その成果を基に外部企業との共同研究を進めることが求められています。

加えて、近年では、大学発ベンチャーとして、地域のイノベーション創出に大きく貢献する活動が非常に重要視されています。

 

つまり、研究がどれだけ社会へ還元できるのかという、地域へのダイナミックな利益還元の可能性こそが注視されるようになっていきました。

その動きが追い風となり、我々のインクに関する研究はJST(科学技術研究機構)の支援を受けて、株式会社を起業する運びとなったのです。

かくして、大学職員であり研究職の我々ふたりと、外部から集まってもらったスタッフ5人。

設立当初は、1名だった社員も、1年後には総勢7名となっています。

 

無限の可能性を秘めたスーパーインク

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時任と私が目をつけた銀ナノ粒子インクは、10~20ナノメートルの銀粒子を、特殊な溶媒に溶かしたインクで、専用の装置で印刷すれば、電気が流れる配線を形成できるものです。

極めて薄いフィルムに印刷することができ、電子回路の機能を果たします。

時任研究室は、有機半導体を使った電子デバイスの開発を得意としています。

ならば、極薄の回路を作れる特殊インクと、かつ精巧な印刷を可能とするプリンター、そして、その技術を応用したデバイスを垂直統合と言える形で手がければ、ビジネスとしても十分に成り立つと考えています。

プリンテッドエレクトロニクス関連製品の開発と製造、そして販売こそが、我々の目指すビジネスモデルです。

 

どのような用途に使用できますか?

熊木:例えば、紙ほどの薄さのセンサーを実現することが可能で、脈拍や呼吸の状況、体重など、センサーによって計測することが可能になるでしょう。

枕に仕込めば、無呼吸症候群にアプローチする商品開発もできる。

現在は数センチ、数ミリというさまざまなセンサーデバイスを、100ミクロン以下というところまで薄くすることができるので、その用途は無限です。

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(0.2mmほどのシートに印刷された電子回路)

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(薄いセンサーデバイスでも、脈拍、呼吸状態を計測できるそう)

熊木:ただ、将来有望と思えるこのインクですが、まだ解決できないひとつの問題を抱えています。

昨年の4月に会社として設立を果たし、この研究を初めてからは4年が経とうとしていますが、良質な銀ナノ粒子インクの開発に漕ぎ着けたものの、まだ、品質管理と大量生産の技術を確立するまでは至っていません。

品質と量産の目標を、来年度内には達成し、同時にデバイス開発も進めることが、今私達に求められています。

プリンター(特殊なもの)で印刷するだけで回路の構築が可能なわけですから、応用の範囲は広い。

かつ、既存の回路に必要だった型などが不要である分、少数ロットの生産にも向いている。

ある種、未来の技術になり得る可能性を秘めている銀ナノ粒子インク。

ここは、是が非でも、頑張りたいですね。

 

もしかすれば、現在我々が見ている景色さえも変え得る製品と、そのデバイス開発を担うフューチャーインク。
その事業には、それなりのリスクがあるようですが、それ以上の期待が持てると感じています。

 

 

研究開発者、川井さんの思い。

「インクの品質向上と、また、供給責任がきちんと負える生産量の安定が望まれます」。

そう、話すのは数ヶ月前に入社した研究開発担当の川井さん(以下:川井)。

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ー中央の大手企業で、長年開発職として働かれてきた彼の夢は、この先の時代、銀ナノ粒子インクを使ったデバイスの普及がなされた場合、そのインクの標準品として同社のものが選ばれること。

以前の職場と比べ、働き方に変化はありますか?

川井:前職では徐々に開発以外の業務比率が増え、現場を離れることが多くなっていました。私としては研究員として、現場での仕事を全うしたかったのですが、大企業ほど加齢すればそれは叶わぬものとなります。

研究の前線で働きたいという思いと、山形へのUターンを考えていた私にとって、この企業と出会えたのはとても幸運なことでした。

大学付属の施設だけあって、現在の社員数の規模では持つことができないような、すばらしい研究設備が揃っていますし、化学について正確な知識を持つ同僚もいます。

ですので、今の職場に満足しています。欲を言えば、まだ足りない設備もありますが、それは事業が大きくなれば解消できると考えています。

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川井:その為にも、求められるのは僕らの技能、技術となるわけですが、まだインクの大量生産までは至っていないというのが実情です。

取引先との連携を深めて、インクの高品質化・量産化に努めていますが、まだ足りてはいません。

チャレンジは、続きます。

ただ、就職して2ヶ月ほどですが、確実に研究が進んでいるのも事実です。銀ナノ粒子インク生成の過程で、どこに手を加えれば、どんなアクションが起こるのか。少しずつですが、明らかに量産化が可能な方向に進んでいます。

私としては、そこにはある程度の自信があります。世界を見渡せば、競合は何社かありますが、弊社のように材料開発からデバイス開発まで一貫して手掛けているメーカーは珍しい。

だからこそ、この分野での世界的な研究機関である山形大学内に立地するという弊社の地の利を活かしてこのインクという技術を確立したい。

そして、その先にあるデバイス開発でも、時代の先駆者になれればと考えています。

「このインクは日本という国の、山形という地域にある米沢市という都市で作られたものなんだ」。

ゆくゆくは、そんな風に言われる日がきたら…。最高ですよね!

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高品質な銀ナノ粒子インクの開発は、現在手の届くところに来ています。
ただ、同社はその量産化と、また応用品であるデバイスの開発が、後もう一歩のところで実現できていないようです。
しかし、半年、1年後という、実に近い将来それは現実のものとなり、既に世に出回っている様々な物のカタチを変える可能性を秘めています。
私は熊木さんや川井さんと一緒に、そんな夢を見たい。山形発の科学技術が世界を変える!
そんな物語を見たいと、心から思いました。

 

テクノロジーで、世界を変えよう。

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フューチャーインクでは、事業のマネジメント、そして川井さん等とともに研究開発をしてくれる人を今も多く募集しています。

 

時任社長、熊木副社長、そして川井さんをはじめデバイス開発エンジニアの皆さんと、同じ夢を持ち、同じ目標に向かって進んでくれるなら、この山形大学発の学内ベンチャー企業の門戸は広く開かれているようです。

一緒に世界を変えませんか?

フューチャーインクが抱いた夢の行き先に、我々の生活を変え得る素晴らしい未来の技術があります。

そして新たな市場を創出し、その大海原へと漕ぎ出しましょう!

 

 

※この記事は、平成29年度「東北地域中小企業・小規模事業者人材確保・定着支援等事業」として作成しました。

募集要項

募集職種 デバイス開発エンジニア
業務内容 ◆各種高精細印刷プロセスを使った最先端印刷デバイスの試作、評価ラインを立ち上げなど、以下の
業務をお任せします。
・印刷プロセスを使ったセンサデバイスの設計・試作
・回路、システム設計
・デバイス特性の評価の標準化

【具体的には】
○印刷プロセスを使ったセンサデバイスの試作を行いながらプロセス技術の開発、ライン設計を行う
○回路設計やシステム設計、およびデバイスのデザイン設計など

【募集背景】
当社では、印刷エレクトロニクス用の Ag ナノ粒子インキや有機半導体材料を使って形成する、新規
デバイス作成ビジネスの立ち上げを計画しております。
雇用形態 正社員
勤務時間 裁量労働制(7時間45分) ※休憩(分):45分
給与 年収500万円~700万円
休日 完全週休二日制(土日)
祝日
GW休暇
夏季休暇
年末年始

※年間休日数:125日
福利厚生 社会保険完備(健康保険,厚生年金,雇用保険,労災保険)
勤務地 山形県米沢市城南4-3-16(有機材料システムフロンティアセンター3階 11-311)
対象となる方 【必須となる経験・スキル】
・理工系学部卒以上。(高専卒も経験により考慮)
・印刷エレクトロニクスや有機デバイスのデバイス開発・評価経験が3 年以上
・回路設計やシステム設計などの業務経験
・物性、電気特性評価経験のある方
・自主的に実験の計画、遂行、報告などの一連の開発業務を有する方

【歓迎する経験・知識・スキル】
・印刷プロセスの知識、経験
・有機エレクトロニクスの知識
・デバイス設計、開発経験
・語学力

【求める人物像】
・チームワークを重視できる方
・プレゼンスキルに優れた方
・コミュニケーション能力に優れた方
入社予定日 随時
応募方法 ※こちらの求人情報は、転職エージェントの株式会社キャリアクリエイトが保有しています。
ご応募にあたっては、株式会社キャリアクリエイトの転職支援サービス(無料)へのご登録が必要です。

※すでにキャリアクリエイトの転職支援サービスに登録済の方は、担当のコンサルタントに直接お問い合わせください。
選考プロセス (ご登録から応募までの流れ)
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ご登録後、キャリアクリエイトのコンサルタントからご登録連絡先へ今後の流れと求人情報の詳細についてご案内します。

正式なご応募は、求人情報詳細をご確認の上、コンサルタントにご依頼ください。
その後のご応募手続き、選考上のサポートについても対応いたします。

※ご経験・ご経歴よりこの求人情報へのご応募が難しい場合がございます。予めご了承下さい。
お問い合わせ (求人情報提供)株式会社キャリアクリエイト 023-641-8807
HP http://www.futureink.co.jp/

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