山形で英語を使った仕事がしたいー。
と思っても、山形にはない?…
と考えている人も結構いると思いますが、『海外と関わる、英語を使う仕事』、あります。
今回のやまがたで働く人
ベーリンガーインゲルハイム製薬株式会社 御代田 亮介(みよた りょうすけ)さん
福島県出身。大学在学中は、
新しいことに飛び込んでいくのが好きなタイプ。
どんな仕事をしていますか?
ドイツ系外資製薬メーカーの山形工場で、作られている医薬品の原料の購買業務を行っています。
原料とは、薬の有効成分・着色したり固めたりする副原料・包装資材で、数百種類にもなります。
薬の有効成分は海外から購入するので、メールやオンラインミーティングなどで海外とのやりとりがあります。
話すことが好きなので、海外の人と雑談したりするのは楽しいです。先日は、ドイツの方とのミーティングで『僕の息子はアニメが好きでね』と日本のアニメの話題になりしました。
この他、薬の成分の有効期限切れが発生した時に再試験をやったり、品目の寿命を調べる原料の管理業務も担当しています。
なぜ山形で働く?
大学生の時に、アフリカでのインターンシップを経験したことがきっかけで『インフラって大事だな』と考えるようになり、新卒就職の時は、「海外」「影響力が大きい」「ものづくり系の仕事」の軸で就活し、ゼネコンなどを受けていました。
エンジニアリング会社に就職し、韓国に駐在し現地メーカーと一緒にプロジェクトを推進する仕事をしていましたが、大学時代から交際していた現在の妻が山形在住で、結婚をきっかけに山形に来ることになりました。
福島県出身なので、あんまり変わらないかなと思っていた、という感覚でしたね。
今働いている製薬業界も、人に大きく影響を与える仕事だと考えています。
どんな転職活動をした?
転職を支援してくれるエージェント情報を妻が調べてくれ、何社かに相談しました(実は、地域おこし協力隊にも興味があり、情報を見たりしました)。
働く軸は、新卒の頃と変わらず、「影響力がある仕事」「海外と関わり挑戦できる」仕事が出来たら、という視点で転職活動していました。
御代田さんは、キャリアクリエイトの転職支援サービスを利用して下さいましたね。
実は、横浜にいた時に、大手の転職エージェントに相談に行ったこともあるんですが、その時に山形・仙台の情報はあるか聞いたら『そこはわからないです』と言われたので、やはり地元に拠点を置く会社の方が情報量は多いと感じます。
山形は食品加工の会社は多いだろうと予想していましたが、外資の会社があるなんて思いもよりませんでした。
山形での暮らし
プライベートでは、妻と温泉を巡ったり、散歩したり、食べ歩きをしています。
ラーメンはよく食べます(御代田さんおすすめは、山形市だとこうじ屋・麺場くぅが)、
銀山温泉にも行きました
自治体ごとに温泉があり、食べ物が美味しく食べるのが楽しくて、思ってたより山形暮らし楽しいですよ!
御代田さん、ありがとうございました!
編集後記
実は、副業OKなベーリンガーインゲルハイム製薬株式会社。社内には、休日にクラフトビールを作っている人もいます。
参考:【平日はサラリーマン、休日はクラフトビール醸造家】副業で広がる出会いと人生の楽しみ|山形仕事図鑑#101
上記の記事で取材した加藤さんは、会社のことを、こう言っていた。
アグレッシブな面白い発想を持った会社だなという印象を持ちました。英語のスキルも活かせるし、上層部の考え方にも共感できたので、ぜひここで働きたいと。実際に働き始めて、本当の意味でグローバル企業だと感じますし、トップの意思決定も早く、仕事は刺激的でやりがいがあります。
「山形で働く」と「グローバル企業で働く」は、両立できるんですね!
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この記事を書いた人
田中 麻衣子
1984年山辺町出身。新卒で山形での就職後上京。求人広告営業を経て、2012年ヤマガタ未来Lab.をOPEN。東京と山形行ったり来たり。あがすけ。